イタリア・ローマの弦楽器製作家
Rodolfo Marchini作の
ヴァイオリンが入荷しました
巨匠であるGiuseppe Lucciに師事し
Lucciの娘婿でもあるMarchini
今回の品はMarchini作品の中でも
最も評価の高い70年代のものです
鑑定書がないため
真偽がまだわからないのですが
Marchini作品の特徴である
黄色の強い艶のある美しいニス
通常のヴァイオリンよりも
ボディの厚みがあり
上質イタリアンの
明るく軽やかな響きなど
特徴が一致している点や
比較的若いヴァイオリンである事などから
私はオリジナルと考えています
ラベルには”Genero ed allievo di G.Lucci”
ージュゼッペ・ルッチの婿かつ弟子
と自らの名前の下に記されています
とはいえ
同じ古物商でも分野が違えば
知識も勝手も違うので
一度専門家に鑑定依頼をする予定です
なんでも鑑定団のような
真偽を追求し物と向き合うこの緊張感は
骨董歴何年になっても
とてもワクワクするものですね