骨董ファンの方は
たまに見かける機会もあるかと思います
しかし多くの方が目にしても
これが手榴弾だとは思わないのではないでしょうか
第二次世界大戦末期
深刻な金属資源不足に悩まされた日本
有田や信楽など陶芸の盛んな地域で
これまで金属製であった手榴弾のボディを
陶器製造しました
戦争と聞くと良い気持ちになりませんが
必要に迫られ造られたからこその造形美を感じます
底面が僅かに平らに作られている為
一輪挿しにしたり
麻やアケビなどで
結び掛け花などにして彩っても
美しいと思います
陶器は人を傷付ける物ではなく
気持ちをあたたかくしてくれる存在であって欲しいものです